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盛土・造成地とは?国交省の大規模盛土造成地マップと調べ方

更新日: 2026-07-14

丘陵地を切り開いた住宅地や、傾斜地に造られたニュータウン。その土地が「盛土(もりど)」の造成地かどうかは、国土交通省や国土地理院が公開している情報で無料で調べられます。この記事では、切土・盛土の違いと、国土交通省が大規模盛土造成地について何を公表しているか(出典つき)、そして調べ方を紹介します。

※この記事は公開情報の紹介であり、特定の土地の評価や、購入・建築の可否についての助言ではありません。

切土と盛土の違い

造成地は、大きく「切土(きりど)」と「盛土(もりど)」に分けられます。

国土交通省が公表していること

国土交通省は、全国の大規模盛土造成地を調査し、その規模を「47都道府県の1003市区町村において、51,306カ所(面積約10万ha)」と公表しています(出典: 国土交通省)。

同省はこれらの土地について、「すべてが危険な土地というわけではありませんが、耐震性が不十分な場合は、大地震等により滑動崩落が生じ、人命や家屋等に甚大な被害が発生する可能性があります」と説明しています(出典: 国土交通省)。実際に、阪神・淡路大震災や東日本大震災などでは、谷や沢を埋めた造成宅地や傾斜地の大規模な造成宅地で、盛土の地滑り的な変動(滑動崩落)による被害が報告されました(出典: 国土交通省)。

大規模盛土造成地の分布は、各自治体が「大規模盛土造成地マップ」として公表しているほか、国土交通省の「重ねるハザードマップ」でも、土地の成り立ち情報の一つとして提供されています(出典: 国土交通省)。

調べ方

  1. 大規模盛土造成地マップ:「(自治体名)大規模盛土造成地マップ」で検索、または重ねるハザードマップで確認する。
  2. 地形分類(地理院地図):「盛土地・埋立地」「切土地」の区分を確認する。
  3. 古地図・空中写真:今昔マップや地理院地図の空中写真で、造成前が谷・斜面・田畑だったかを確認する。

※古地図画像を掲載する場合は「この地図は、時系列地形図閲覧サイト『今昔マップ on the web』(©谷謙二)により作成したものです」のクレジットが必要です。

地図でわかること、わからないこと

国土交通省自身が述べているとおり、大規模盛土造成地はすべてが危険というわけではありません。地図でわかるのは、その土地が盛土・造成地に当たるか、造成前がどんな地形だったか、という公開情報までです。個別の土地の状態や必要な対策は、地図だけでは決まりません。土地の評価や購入・建築の判断は、公的機関の一次情報や、地盤調査・擁壁の点検などの専門家にご確認ください。

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